天岩戸神社


宮崎県西臼杵郡高千穂町の中心部より北東に約7kmの岩戸川沿いに鎮座します。日本神話でもよく知られた天照皇大神がお隠れになった天岩戸開き、天岩戸伝説を伝える神社です。

由来

古事記・日本書紀によると、天照皇大神は弟の素戔嗚命の乱暴に怒り、天岩戸に籠もられた事が記してあり、その天岩戸を祀る神社と伝えられます。伝承では平安時代に高千穂地方を治めていた大神太夫惟基が、弘仁三年(812年)に悪夢を見て東本宮を建てたという。以前は西本宮は「天磐戸神社」、東本宮は「氏社」でしたが、明治4年(1871年)にそれぞれ「天岩戸神社」、「氏神社」と改称、その後、昭和45年(1970年)に両社が合併、現在の天岩戸神社東西両本宮を称するようになったようです。岩戸川を挟んで東本宮と西本宮があり、一般的に天岩戸神社と呼ばれているのは西本宮です。

★ 公式ホームページ

散策


天岩戸神社西本宮の鳥居。神秘的な空気感がひしひしと伝わってきます。


御祭神や神事等が記されていました。


御神木・招霊(おがたま)の木。例年4月頃白い花が開花し、秋に鈴様の実を結ぶそうです。


天照皇大神がお隠れになった天岩戸(洞窟)を御神体としてお祀りする西本宮。本殿を持たない特有の造りで、昭和61年に造営されました。

岩戸神楽(高千穂神楽)は国の重要無形民俗文化財。神楽殿は天安河原の遥拝所も兼ねているようです。


天岩戸神楽の様子が映像として流れていました。いつでも見れるところがいいですね!


西本宮から岩戸川を500mほど遡った所にある天安河原は、日本神話に登場する岩戸隠れの際に八百万の神々が集まって相談した場所であると伝えられています。


河原の中央部にある仰慕窟(ぎょうぼがいわや)と呼ばれる洞窟には天安河原宮があり、思兼神を主祭神として八百萬神が祀られています。

御朱印

御祭神

(西本宮) 大日孁尊(天照皇大神の別名)

(東本宮) 天照皇大神(天照大神の別名で皇祖神であることを示す名)

所在地

宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073-1