伏見稲荷大社


「お稲荷さん」として親しまれる全国3万社ある稲荷神社の総本宮。五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、諸願成就の神として庶民信仰を集めます。壮観な「千本鳥居」が有名です。

由来

和銅4年(711年)、秦伊侶巨によって稲荷大神を稲荷山に祀ったことが創建とされています。天長4年(827年)、稲荷大神に従五位下の神階が奉授されて以来、京中の人々から広く崇められました。延喜8年(908年)には藤原時平によって三個社の御社殿を修造されたのち、天慶5年(942)に神階の最高位である「正一位」へと昇格を叶えます。応仁元年(1467年)に起こった応仁の乱により多くの社殿が消失しますが、明応8年(1499年)に本殿を含む消失された社殿が再興されました。明治42年(1909年)に本殿が国の重要文化財に指定されています。

★ 公式ホームページ

散策


やってきました。伏見稲荷大社。参道にお店が並んでいい感じ^^


こちらは石の鳥居なんですね。奥にある社号標には「官幣大社 稲荷神社」と書いてあります。


おっ!鳥居の向こうに雑誌で見た楼門が見えてきました。大きい!!


正面にも鳥居があったので撮り直し。伏見稲荷大社では「二番鳥居」というそうです。


豪華絢爛な「楼門」。天正17年(1589年)に豊臣秀吉が母親の病気平癒を願って寄進したと言われており、国の重要文化財に指定されています。すご~い!


手水舎も豪華です。気づかずに通り過ぎるとこでした^^;


楼門前には「白狐」 (びゃっこ) が神の使いとして祀られています。境内のあちらこちらに鎮座されている白狐の多くは稲穂、巻物、鍵、玉をくわえています。大きい!


楼門を通ってすぐにあるのが「外拝殿」。1840年 (天保11年)に再建されたものです。


近くにあった境内案内図。稲荷山西麓から頂上まで続く境内は、甲子園22個分に相当するほど広く、全体の鳥居の数は1万本ほどあると言われています。


「拝殿」は1961年 (昭和36年) に建造されました。この奥に本殿が連なるようにして建っています。本殿へはここから参拝します。


「本殿」には五穀豊穣を司る五柱の神様が一つの社殿に合祀する形で祀られています。檜皮葺の造りに唐破風の屋根が特徴的です。ものすごくキレイ^^


社務所にあった「願かけ鳥居」。かわいいですね~


さらに進んで行きましょう。どんな世界が待っているのかワクワクします♪


この「奥宮」も重要文化財に指定されています。現在の社殿は天正年間に建立されたもので、元禄7年(1694年)に修復されました。


ついに来ました「千本鳥居」。入口の鳥居が想像以上に大きかったです^^


キレイですね~!朱は明るい希望の気持ちと生命、大地、生産の力を表しているとされ、 特に伏見稲荷大社で使われる朱は「稲荷塗」と呼ばれています。


到着しました「奥社奉拝所」。千本鳥居のゴール地点で、本殿から往復20分ほどで行けますので、ぜひ行ってみてください!


近くにあった「おもかる石」。願いごとを念じながら石を持ち上げ、自分が予想していたよりも軽く感じれば、その願いは叶うと言われています。かなり重く感じました^^;


さらに石段を登って進んで行くと雰囲気がガラッと変わり、異世界が広がっています。


独特の雰囲気を醸し出す「熊鷹社」。探しものを司る神様で、新池の石積みを御神体として設けられた社殿とのことです。


帰りは正面から出ました。ここが「一番鳥居」のようです^^;

御朱印

御祭神

稲荷大神(宇迦之御魂大神ほか4柱の総称)

所在地

京都市伏見区深草藪之内町68