虚空蔵菩薩が降臨された跡と伝えられ、肥後藩主の加藤清正によって1605年に再建されました。「こくんぞさん」と呼ばれ、親しまれています。
由来
「虚空蔵」の愛称で親しまれ、有明海に臨む四ツ山山頂に鎮座する四山神社は、6世紀後半に造られ、虚空蔵菩薩が降臨した地とされる四山古墳に、延久2年(1070)菊池氏初代の菊池則隆がお堂を建立したのが創建です。虚空蔵菩薩の「虚空蔵」は、宇宙のような大きさを持った無限の知恵と慈悲を内包した蔵を意味しています。慶長10年(1605)11月に加藤清正が再建した後、細川家の所領となり崇敬の念厚く、度々お参りされ、九曜の定紋幕を奉納し四山神社の社紋になりました。江戸期、虚空蔵信仰は益々盛んになり、近郷近在はもとより、九州一円に広まっていきました。明治元年(1868)に神仏習合を分離され、虚空蔵菩薩の徳に相当する造化の三神である天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神の三柱をお祀し、四山神社として発足しました。
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散策
神社入口付近。車で上に登れそうでしたが、道幅が狭かったので歩くことにしました。
だいぶ遠いけど、頑張って登ります!先に歩いている人がいます^^;
息が荒くなってきた頃に見えてきた鳥居。なかなか立派でした!
手水舎。こちらもコロナ対策で柄杓は撤去されています。
やっと駐車場付近まで来た~!なかなか見晴らしがいい高さです。
狛犬様もコロナ対策されていました。早く終息してほしいものです。
奥が四山神社。手前が綿津見神社です。社殿の大きさや構造も似ていました。
福銭五円玉。商売繁昌、縁結び、家庭円満に御利益があるとされ、参拝者に1枚無料で貸し出しています。
四山神社の拝殿の中の様子。ここにも五円玉が飾られています。
綿津見神社の御祭神は豊玉姫命。海運、漁業の守り神として慕われています。
拝殿の裏側にある四ツ山(四山)古墳。こんな所に珍しいですね~!隙間から覗くことができました^^
海達公子の詩碑。長野県飯田市で生まれ、荒尾市で育った詩人とのことです。
有明海を一望することができます。風が心地よかったです^^
御朱印
御祭神
天之御中主神
高御産巣日神
神産巣日神
所在地
熊本県荒尾市大島818