那覇市泊に鎮座する琉球八社の一つで,子宝、安産、健康等の御利益があるといわれています。境内には七福神の一人である弁財天が祀られています。
由来
琉球国由来記等によると、創建は成化年間と伝えられます(尚圓、尚宣威、尚真王時代、西暦1465~1487年)。銘苅の翁子が隣村の天久村に訪れた際、気高い女人と法師に出会います。その二人は村の近くにある洞窟に出入りし、女人は洞窟へ入る途中に姿を消したりと不可解な行動をしていました。それを不思議に思った翁子が王府に奏上したところ、洞窟の前に社殿を作って真相を確かめることになりました。すると法師が自分は熊野権現であることを名乗り、女人は国の守護神、弁財天であることを明かしたと伝えられています。太平洋戦争の空襲により社殿は焼失しますが、1972年に社殿が健立されて現在に至ります。
散策
住宅街に赤い鳥居があり,車を停めることができます。やってきました天久宮♪
その駐車場に由緒書きがありました。ここにも女人伝説があるんですね~。
あれ?拝殿はどこ?とキョロキョロしていたら,狛犬様を発見!下り宮のような構造なんですね^^;
石段を下りたところにある手水舎。きちんとコロナ対策がとられています。
拝殿はシンプルな造り。日よけのテントが張られていたので,拝殿を正面から撮影できませんでした。
拝殿の中の様子。きちんと整備されています。
拝殿右横から石段が続いています。登ってみよう!
左を向くと,神明造の本殿がありました。ほとんどは流造りなので,珍しいかも。
石段を登ったところに龍宮神様が祀られていました。御嶽なのかな。登ってきてよかった^^
拝殿左側には弁財天様が祀られています。
架けられた橋の下の池に…なんと!金魚が泳いでいました!ビックリ^^
御祭神
伊弉冉尊
速玉男尊
事解男尊
天久臣之姫大神
泊龍宮神(弁天負泰彦大神)
弁財天
所在地
沖縄県那覇市泊3-19-3