大分八幡宮


726年(神亀3年)の創建と伝えられる大分八幡宮は,神功皇后の所縁の地で、筥崎宮の元宮とされています。

由来

御祭神である応神天皇の神霊は,571年(欽明天皇32年)に豊前国宇佐郡に所在する馬城嶽(御許山)に出現したと伝えられ、725年(神亀2年)に現在の宇佐神宮の鎮座地である小倉山社へ遷座します。その翌年,御神託により豊前地方と穂波地方,太宰府を行き来する拠点である当地に壮麗な穂浪宮(大分宮)が造営されたのが創始とされています。

神功皇后は引率していた軍士を解散(大分かれ)したことから,「大分」の地名が起こったそうです。

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散策


鳥居は1630年(寛永7年)に黒田長政の家臣・小河久太夫の家来であった阿部忽兵衛が建立したとされます。


逆立ちした狛犬様が迎えてくれます。


比較的新しい狛犬様


神功皇后は三韓征伐から戻る際に三本の樟を持ち帰り,香椎宮・宇美八幡宮・大分八幡宮に植えたと伝えられています。推定樹齢は約700~800年です。


手水舎。きれいに整備されていました。


1707年(宝永4年)に村中の人々が願主となって建立された総門。切妻造り,銅板葺,朱塗の八脚門です。


1577年(天正5年)に建てられた本殿,1650年(慶安3年)に建てられた拝殿がありましたが,1995年(平成7年)に新たに現在の社殿が建てられました。


拝殿の中の様子。神聖な雰囲気がすごい!


社殿向かって右手の鳥居から石階段を上って丘の中腹に鎮座するのが,天照大神を祀る大神宮で創建は1705年(宝永2年)だそうです。


社殿左側にある絵馬の傍に…奉納1億円の文字が!!

御祭神

応神天皇

神功皇后

玉依姫命

所在地

福岡県飯塚市大分1272