枚聞神社


鹿児島県指宿市に鎮座します。古来より薩摩一の宮として、交通・航海の安全や漁業守護の神として崇敬されています。

由来

創建の年代は詳らかでないが、社伝には遠く神代の創祀と伝わる。既に貞観2年(860)3月、薩摩国従五位下開聞神加従四位下と三代実録に載せられているのを始めとして、同書には数度の神位昇叙の事を記され、殊に貞観16年(874)7月には開聞神山の大噴火の状態を太宰府より言上、神意を和むる為勅命により封戸二千を奉られたことを記載してい居る。
延喜式には薩摩国頴娃郡枚聞神社と枚聞の文字を用いられている。古来薩摩国の一宮、南薩地方一帯の総氏神として代々朝廷の尊崇厚く度々奉幣があり、殊に藩主島津氏入国後はその崇敬は絶大で、正治2年(1200)社殿再興以来、歴代藩主の修理、改造、再建等十余度に及び、元亀2年(1571)頴娃領主家の内乱により千九百余町の神領を失ったのを、天正20年(1592)9月には島津家より改めて田畠合計二十四町歩を寄進され、旧藩時代は別当寺瑞応院と共に祭祀を営んで来たもので、明治4年5月国幣小社に列格され、現在薩摩の国一宮として、又神社本庁所属別表社として地方の崇敬を集めている。

散策


一の鳥居から入って左側に駐車場があります。かつては「開聞宮」とも称され、元々は開聞岳を御神体としていたそうです。


薩摩一の宮…最初読めませんでした^^;「ひらきき神社」です。


手水舎も朱塗りで豪華ですね。


二の鳥居から勅使殿が見えています。全体的に左右対称の造りのようです。


境内にある由緒書き


枚聞神社のクスノキ。樹高21mで樹齢800年なんだそうです!


極彩色の朱塗りの社殿は、慶長15年(1610年)に島津義弘が寄進したそうです。社殿がとても印象的でした。


見事な彫刻に目を奪われます。像と狛犬様です。


祈願が行われていたので、少し離れて拝殿をチェック!その奥に本殿が僅かに見えます。


天智天皇が白馬で訪れたという伝説から、境内には神馬像があります。


たくさんの絵馬が飾られていました^^

御朱印

御祭神

大日孁貴命(天照大神)

所在地

鹿児島県指宿市開聞十町1366