北斗宮


黒田節で有名な母里太兵衛の居城であった益富城の城下町で,江戸時代に宿場町として栄えた嘉麻市大隈町に鎮座します。

由来

社伝によれば,671年(天智天皇9年)に若木連という人物が「北斗大明神」(北斗七星)を勧請し,延命長寿,縁結びの神として祀るため建立したとされます。1578年(天正6年)に龍造寺隆信と大友宗麟との戦いで社殿を焼失しましたが,御神体は樹齢二千数百年の大楠の中に奉安され, 2年後の1580年(天正8年)に秋月種実が社殿を再建します。黒田長政が筑前福岡藩主となってからは筑前十五神の一宮として歴代の藩主から手厚く保護されました。1871年(明治4年)に社名を「下益神社」,1967年(昭和42年)に現在の「北斗宮」に改称しました。

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散策


境内に入ってすぐ左側に案内板があります。


右側にも置かれています。


鳥居付近。朝日がまぶしかったです。


平成9年に奉納された鳥居前の狛犬様


石段の手前にお賽銭箱があります。珍しいですね!


石段を登ったところ。静寂な世界が広がっていました。


拝殿前の狛犬様


拝殿の中の様子。多数の絵馬があり,中には安政の年号が記されたものがあります。


豪華な彫刻が施された本殿


本殿の真裏にある末社


筑前国続風土記にも記載された巨木の子孫で樹齢600年の大楠。市指定の天然記念物です。

御祭神

天之御中主大神

伊邪那岐神

伊邪那美神

所在地

嘉麻市大隈町988