火男火売神社


火男火売神社(ほのおほのめじんじゃ)は,別府市鶴見岳山頂の上宮(奥宮),中腹(東山)の中宮(御嶽権現),山麓(火売)の下宮(里宮,鶴見権現)の3宮から成ります。

由来

社伝によると,771年(宝亀2年)に創祀とされています。鶴見岳の男嶽,女嶽の二峰を神格化した火男,火売の二神をお祀りしている社です。867年(貞観9年)1月20日に鶴見岳が噴火した際,朝廷から豊後国司への命で当社の神前で大般若経が読まれ,当社には噴火を鎮めた効により従五位上が授けられたとの記録があります。1276年(建治2年)には,九州各地を勧進していた一遍上人が立ち寄り,鶴見権現の導きにより「玖倍理湯の井」を鎮めて鉄輪温泉の石風呂(蒸し湯)を開いたとされ,別府八湯の守り神として信仰を集めています。大友宗麟によって社殿や古文書などを焼失しましたが,1664年、久留島道清が下宮を再建しました。

★ 公式ホームページ

散策


鳥居からまっすぐ参道が伸びています。右側の石柱には「延喜式内 縣社」と書かれています。


足に注連縄がありました。平成二十四年(2012年)建立の狛犬様


参道をまっすぐ進んで行きます。


万延元年(1860年)に建立された鳥居。さらに進んで行きます。


手水舎。コロナ対策で柄杓は置かれていません。


拝殿前の狛犬様。昭和三十四年(1959年)建立です。


重厚感ある木造の拝殿。ここが下宮です。


拝殿の中の様子。きちんと整理されていますね!


1881年に再建された本殿。拝殿と屋根の色が統一されていて一体感があります。


拝殿左側に鎮座する神明社


拝殿右側の天神宮。菅原道真公が祀られています。


境内にある由緒書き。相当歴史がある神社であることが分かります。

御朱印

御祭神

伊弉諾命

伊弉册命

火之加具土神

大山祇神

所在地

大分県別府市火売948