福徳稲荷神社


山口県西部(旧長門国)豊浦町宇賀犬鳴の稲城山中腹に鎮座し,響灘を臨む全国でも稀な観海の稲荷神社。五穀豊穣・商売繁昌は固より,豊漁・航海安全・交通安全等に霊顕あらたかで,諸々の願い事を祈る参詣者が礼拝に訪れます。

由来

正式名称は「長門国稲城山福徳稲荷神社」で千年以上もの歴史がある神社です。資料に「長門なる稲城の山の姫あやめ時ならずして如月に咲く」という古歌が伝わっており,12代景行天皇が稲成山の姫菖蒲をご覧になった際に,花の美しさと山から見える景色に心を奪われいぬる(去る)ことを忘れたほどだったと言い伝えが残されています。往時は現在の千本鳥居参道内に谷嶽・谷森・谷川稲荷の呼称で祀り社を造営し,昭和46年に三所の稲荷神社を合祀する社殿を新たに造営,谷川稲荷の碑に刻されていた「福徳」を神号として「福徳稲荷神社」と称えて現在に至ります。平成6年に環境整備の大改修を施して今の荘厳な神社となり,なお一層御神徳が発揚されています。

散策


海沿いの道から一の鳥居を車で登ります。結構,坂が急なので注意してください。


正面から撮ったところ。赤い鳥居と豪華絢爛な社殿が最高でした!


鳥居付近の狐様。結構,大きかったです。


手水舎も朱色で統一されていて,おしゃれですね。


拝殿の中の様子。正面からの撮影は禁止と書いてあったので,気持ちずらしてシャッターを押しました^^;


拝殿前のリアルな狐様。流線形のお姿が印象的でした。


御朱印は午前9時30分から午後3時までとなっていますので,時間を合わせて参拝しましょう。


上から見下ろした境内はこんな感じ。


せっかくですので,奥之院に進みます。


千本鳥居の途中にもいくつかお稲荷様がいらっしゃいます。


ここが入口。別名「開運鳥居」と呼ばれる鳥居のトンネルは,周囲の木々の緑と鳥居の朱色が溶け合い,その荘厳な美しさで目を楽しませてくれます。


赤い鳥居がびっしりと連なっています。この鳥居は様々な成功を収めた方々が奉納したものだそうです。


どこまで続いているのか…先が気になりますね~。


一番奥にある千本鳥居の終点は谷川稲荷でした。怖そうな狐様です^^;


見渡す限り海!響灘の絶景を見ることができます。


境内左側では御神水をいただくことができます。


拝殿右側の社殿に「健康稲荷社」,「合格稲荷社」,「御苦楽稲荷社」が鎮座します。ここにもしっかり参拝しました^^

御朱印

御祭神

宇迦之御魂大神

大宮能売大神

大市比売大神

所在地

山口県下関市豊浦町宇賀2960