福岡県糸島市の修験道の山として知られる雷山(標高955m)の中腹に鎮座し,中宮ともいわれています。別名,雷神宮(らいじんぐう)とも呼ばれます。
由来
創建等は不明ですが,西暦70年頃(垂仁天皇在位中)との説があります。社記によれば,雷神社・雷山観音が祀られている雷山は古来より雷神が鎮座された霊山とされ,女人禁制でした。6代天皇の孝安天皇より11代垂仁天皇までの御世まで異国より何度も襲来をうけたそうです。その際に当山の雷神が賊を降伏させたと言われています。また,神功皇后が三韓征伐の際には戦勝祈願を行ったとも伝えられ,日照りの時には雨乞いの祈祷が行われました。昔は千如寺の中宮がこの雷神社にありましたが,明治の神仏分離令で今の雷山千如寺大悲王院の場所へ移ったそうです。
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散策
注連柱から入っていきます。
歴史を感じる鳥居ですね~!すごい!
扁額には「雷神宮」と書かれています。
手水舎。朝早かったので水が冷たかった~^^;
樹齢900年といわれる大銀杏。デカい!県の天然記念物に指定されています。
石段を登った先に拝殿があります。
厳しそうな狛犬様。苔の感じがいいですね。
お賽銭を入れるために拝殿の扉を開けて参拝。中はこうなっています。
「雷神社」の扁額。金色の文字が浮き上がってみえます。
よく見ると,御祭神も書かれていました。
拝殿の右横から本殿に行く道があります。
反対側から見た本殿。入れないように柵で囲まれていました。
本殿の裏に回ると,保存樹の表示があります。
これが「雷神社のイスノキ」なんですねー。しっかり根付いていて生命力を感じます。
樹齢1000年の観音スギ。こちらも県指定天然記念物です。
御祭神
水火雷電神(瓊々杵尊)
高祖大神(彦火火出見尊)
香椎大神(息長足姫尊)
住吉三神
八幡神
所在地
福岡県糸島市雷山148