木. 11月 14th, 2024

春日大社


今から1300年ほど前の奈良時代の初め,平城京鎮護のために茨城県鹿島神宮の武甕槌命を御蓋山の山頂に祀ったのが起こりとされています。全国にある春日神社の総本社です。

由来

神護景雲2年(768年)称徳天皇の勅命により,現在の場所に社殿を造営し千葉県香取神宮から経津主命,大阪府枚岡神社から天児屋根命,比売神をあわせて祀りました。平安時代になると皇族や貴族の春日詣もさかんとなり,20年ごとの式年造替の確立に伴い,本殿以下各社殿は現在のような規模になりました。また中世以降になると武家や庶民にも信仰がひろまり,全国各地に3000社を超える分社がつくられるまでになりました。“万燈籠”で知られるさまざまな形の釣燈籠,石燈籠の多くは庶民の寄進によるものだということからも庶民信仰の深さを伺い知ることができます。毎年2月節分の日と8月14,15日にすべての燈籠に火を入れる“万燈籠”の行事が行なわれ,その幻想的な美しさに多くの参拝客が訪れます。

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散策


JR奈良駅から春日大社本殿バス停で降りました。世界遺産の春日大社。わくわくします^^


参拝者に付いて行くと綺麗な朱色の門が見えてきました。


あれ。細い道を通って中に入るようです。意外と狭い通路ですね~。


貞観元年(859年)創建された重要文化財の幣殿。通常は参拝所として用いられています。


せっかく奈良に来たので,白鹿みくじを購入しました。かわいい^^


境内を見て回るには,特別参拝受付で料を支払わないとシステムでした。


右側が辛榊神社(交渉をおまとめ下さる神様),左側が青榊神社(争いを解決に導いて下さる神様)です。


国宝の御本殿を参拝する高さ約10mの楼門。御廊の内側一体は通常は非公開の神域になっています。


周囲7.94m,高さ23mの本社大杉。樹齢約1000年ともいわれ,鎌倉時代後期(1309年)に描かれた絵巻物「春日権現験記」にその姿が描かれています。


重要文化財の回廊。約1000基の釣燈籠が吊るされた朱塗りの廊下で,中には有名な歴史上の人物が寄進したものもあります。


本殿の裏に回ると御蓋山の頂上浮雲峰の遙拝所があります。現在も禁足地として入山が厳しく制限されているそうです。


後殿御門は明治維新以来長く閉ざされていましたが,およそ140年ぶりに開門されることになりました。八雷神社,栗柄神社,海本神社,杉本神社,佐軍神社等が祀られています。


燈籠は数が多いだけでなく,歴史的な資料としても重要で現存する室町時代以前の燈籠の6割以上が春日大社にあるとされており,万燈籠の幽玄の美を再現しています。きれい!


どうも逆に参拝していたようで,二の鳥居に到着しました。鳥居がなかったからおかしいなーと思ったんですよね^^;


伏鹿手水所(ふせしかのてみずしょ)。本来ならば,ここで清めて御本殿に向かいます。


近くにとても立派な狛犬様がおられました。かっこいい!!


今さらながら「春日大社参道」の石碑を発見。こっちから回るべきでした^^;


その後,近くで見つけた世界遺産の石碑^^;

御朱印

 

 

 

 

 

 

 

 

御祭神

春日神(武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神の総称)

所在地

奈良市春日野町160