健軍神社


約1900年前から信仰が始まったと伝わる熊本市最古の神社。良縁祈願、学業成績、交通安全、厄除などに御利益があるとされています。

由来

肥前風土記に登場する健緒組命を御祭神とし、1450年程前に阿蘇神社から健磐龍命・阿蘇都媛命ほか10柱の神々が勧請され祀られている。阿蘇の神々が勧請された由来は、阿蘇神社祭事の折々に供え物を運んでいた国司が夏は洪水旱魃、冬は風雪によって度々立ち往生させらていた。ある冬、大雪のために進退窮まりこの地で陣を張って泊まり、「何とか老若男女の人々も阿蘇参詣の労力を減らせないものか」と祈っていたところ、夢枕に童子が現れ、「この地に阿蘇の神々を勧請しなさい。私は阿蘇大神である」と告げたという。
阿蘇神社・健軍神社・甲佐神社・郡浦神社は阿蘇四宮と呼ばれており、大陸の勢力から地域を守るため健軍神社は西向きに建てられている。勝負事の神としても知られ、西南の役で薩軍支援の熊本隊の出陣式も行われた。

散策


立派な楼門から入っていきます。


由緒書きにも熊本市最古社と記してあります。


複雑に入り組んだ構造ですね~。近くで見ると迫力満点でした!


楼門前の狛犬様。比較的新しそうですが、結構大きかったです^^;


楼門の天井に描かれた草花や動物の絵が色鮮やかでした!


参道を真っすぐ進んでいきます。


左側にある手水舎


拝殿左側に国歌「君が代」に歌われている「さざれ石」がありました^^


拝殿前の狛犬様。鋭い牙と丸いお鬚が印象的です。


落ち着いた色彩の社殿ですね。


流造りの本殿。庇の長さが極端に異なります。


境内社として、左奥から美和神社、国造神社、日吉神社、天社神社、矢城神社が鎮座します。


境内のシンボルでもある大銀杏は樹齢500~600年を超えるともいわれます。

御朱印

御祭神

健軍大神(健緒組命)、阿蘇大神(健磐龍命)、阿蘇津姫命、神渟名川耳命(綏靖天皇)、国造速瓶玉命、草部吉見神、比咩御子命、彦御子神、若比咩神、新彦神、新比咩神、若彦神、彌比咩神

所在地

熊本市東区健軍本町13-1