高良大社

高良大社は久留米市東方の高良山に鎮座します(標高222m)。古代から筑紫の国魂と仰がれ,厄年の厄ばらい・厄除け開運・延命長寿・交通安全の御利益があるとされます。

由来

社伝によると,西暦367年(仁徳天皇55年)又は390年(同78年)鎮座,400年(履中天皇元年)創建と伝えられます。「延喜式神名帳」には「筑後国三井郡 高良玉垂命神社」と記載されて名神大社に列しているほか,筑後国一宮とされました。御祭神の高良玉垂命は国内最古の神名帳とされる「筑後国神名帳」によると,朝廷から正一位を授けられたそうです。

高良山にはもともと高木神(=高御産巣日神、高牟礼神)が鎮座しており,高牟礼山と呼ばれていましたが,高良玉垂命が一夜の宿として山を借りたいと申し出て高木神が譲ったところ,玉垂命は結界を張って鎮座したとの伝説があります。

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散策

真っ赤な鳥居が目を引きますね。約130段ある心臓破りの階段を上ります。

鳥居付近にある社号。とても大きいので多くの参拝客はシャッターを切ります。

途中から見下ろしたところ。久留米市街が一望できます。

息を切らして登り切ったら,古風な狛犬様が出迎えてくれます。

年配者や身障者用のスロープカーがありました。最初から使うんだった(泣)

境内の配置はこんな感じ。途中,様々な神社があり山全体が御神域のようです。

本殿,幣殿,拝殿は国指定重要文化財。1659年(万治2年)から1661年(万治4年)にかけて久留米藩主有馬頼利の寄進により造営されました。

車で数分上ったところに奥宮(奥の院)の鳥居があります。この辺りに駐車して急な石坂を下ります。

250メートル程進むと…ありました~!奥宮。神秘的な雰囲気の中,霊水が沸く聖地で所願成就の神として信仰されています。

御朱印

御祭神

八幡大神

高良玉垂命

住吉大社

所在地

福岡県久留米市御井町1