蓑島神社


福岡県行橋市蓑島に鎮座します。天照大神,神武天皇,神功皇后の三神を合祀したことから,三皇大神宮と云われていました。

由来

本神社の起因は遠く上古神武天皇の御代にありと伝えられている。天皇が日向国より蓑島にお着きなされた時,天照大神を祭られた。後に島民はその行在所に一祠を建てて天皇を奉祀した。神功皇后が三韓御征伐の後,長門国から宇佐に渡御の時御船を蓑島に寄せられると島民は平地に紅の幕を張りて厚く歓迎し,後に皇后を奉祀し遂に天照大神,神武天皇,神功皇后の三柱の神を一社に合祀した。本神社を三皇大神宮と称したのである。略して三皇さまと言う。
天武天皇の時代(約1300年前)に本宮,中宮,東宮の三大宮殿を建立する。爾後歴世,或は修繕し,或は改築したが,正親町天皇の天正9年(約450年前)火災に罹ったが翌年建立する。後,天正19年一大宮殿を建てて本宮となし両宮を一社とした。東山天皇の元禄12年(約300年前)石華表を建立。現今存在している。後桜町天皇の明和5年(約230年前)神殿を新築する。現在のものである。銅板の屋根で石段の上にある。本神社は豊前小倉藩主小笠原家の深く信仰する神社で代々の藩主は常に御参詣し,国家の隆盛,五穀の豊作,祈雨の祈願をしていたものである。

散策


ああ駐車場が見当たらないので近くに停めました。道路に元禄12年(1699年)に建立された鳥居があります。


一の鳥居の扁額の裏には「山王宮」と書かれています。なんで??


境内に入って右側にある手水舎。汲み置きタイプでした^^;


天照大神,神武天皇,神功皇后が祀られています。


拝殿の中の様子。「蓑島神社」の扁額が見事ですね~!


空を見上げる玉乗りタイプの狛犬様


こちらの狛犬様は困った表情に見えます。かわいい^^


拝殿の裏側の石段を登って本殿に向かいます。


結構,急勾配でした。つらい…^^;


こちらが本殿。緑色の屋根が周囲と溶け込んでいます。


本殿を横から見ると…珍しい彫刻が施されていました。


こちらの石はどういう由来があるのかな?ご存知の方は情報提供願います。


由来を記した石碑。金文字は映えますね!


行橋市無形民俗文化財に指定された「蓑島百手祭」の案内板。毎年5月21日の夕刻に行われるそうです。

御祭神

天照大神

神武天皇

神功皇后

所在地

福岡県行橋市蓑島字村中200-1