水田八幡宮(恋木神社)


御祭神を菅原道真とする神社(天満宮)で福岡県筑後市に鎮座します。境内末社の恋木神社は縁結びの神社として全国的にも有名です。

由来

寛文10年(1670年)の「寺社開基」によると,鎌倉時代の嘉禄2年(1226年),後掘河天皇の勅願により,菅原道真の後裔だった京都の貴族・菅原為長が建立し,当初は「老松社」,近世初期,筑後国主・田中吉政の時に「天満宮」と改称されました。太宰府天満宮と御縁深く,菅原道真の御霊魂を祀り重要な荘園「水田の荘」の守護神でもありました。新選組の先駆として有名な清河八郎は,太宰府天満宮と水田天満宮を訪れ,遺著「潜中始末」で水田天満宮を九州二大天満宮と讃えています。

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散策


大きな赤い鳥居の下を車で通って駐車場に向かいます。


石造明神鳥居は,慶長19年(1614年)に作られたもので,福岡県の文化財に指定されています。


楼門には梅の提灯が飾られています。


楼門付近の狛犬様。手が長く,赤身がかっているのが特徴です。


楼門をくぐってすぐ左にある手水舎


福岡県指定文化財である本殿は,嘉禄2年(1226年)に創建され,寛文12年(1614年),平成7年(1995年)に再建されました。


本殿付近の狛犬様。口元が特徴的!


参道には先代の狛犬様達もおられます。


すずめ蜂を銜(くわ)え,足元にすずめ蜂の大きな巣がある石鷽鳥は,全国ではここだけだそうです。珍しいですね~!


水田天満宮の末社として建立当初より鎮座する恋木神社は,御祭神である恋命を祀り,全国的にも一社のみです。


境内には,恋木神社のほかにも靖国神社,日吉神社,玉垂命神社,若宮神社など多数の末社が鎮座します。

御朱印

御祭神

菅原道真

所在地

福岡県筑後市水田62-1