新田神社


鹿児島県薩摩川内市街地にある神亀山(高さ70m)の山頂にあり、ニニギノミコトを祀る神社です。薩摩国一の宮として呼ばれた風格を今でも残しています。

由来

神亀山上に鎮まり、創祀の年月は詳らかでないが、所伝永万元年の古文書に「当宮自再興経三百余歳云々」とあることより、貞観の昔の再興された事が明らかである。三国神社伝記に聖武天皇神亀二年創立云々ともある。旧薩摩随一の大社で、八百六十七石を寄進され、皇室代々の御崇敬も厚く、また島津氏が封を受けて以来薩摩国一宮として藩内の首社に列した。参道石段の中段(御山の中腹)に鎮座されていたが、高倉天皇の承安三年神火により正殿以下悉く炎上したため、安元二年宣旨により今の山頂に御遷座になり今日に至る。明治十八年四月二十二日国幣中社に列せられた。大正九年昭和天皇が皇太子の時御参拝があり、以来皇族の御参拝は九度に及んでいる。

★ 公式ホームページ

散策


二の鳥居から参拝します。鳥居をくぐると明治25年に架け替えられた長さ8m、幅5mの降来橋(石橋太鼓橋)があります。


「国幣中社 新田神社」の社号標


はい。ここから石段を登っていくんですね^^; 水分を取って頑張りましょう!


東門守神社。御祭神は豊磐間戸神で、神亀山石段入口の向かって右側に鎮座します。


石段左側には手前から高良神社(御祭神:天鈿女命)、中央神社(御祭神:大山祇神)、早風神社(御祭神:級長津彦命)が鎮座します。


石段を登り切ったところ。あれ??広場?この先にまた石段が^^;


石段付近の狛犬様


さ~て。ここからが本番。頑張りましょう!


薩摩川内市指定文化財の大楠。年輪生長平均率によると樹齢約650~800年とのことです。


子だき狛犬(安産狛犬)。安産を祈って狛犬の頭をなでるとよいそうです。


勅使殿から見た様子。奥行きがすごいっ!


勅使殿の右側から回廊を見学できます。床が黒い部屋と太鼓がある部屋以外は大丈夫とのことでしたので、遠慮なく…^^


案内板から現在地を確認しておきましょう。勅使殿、舞殿、拝殿、幣殿、本殿が一直線に並び、本殿両側に摂社。回廊で繋がっています。


西回廊から見た舞殿、拝殿、幣殿。こういう所、珍しいですね~!


本殿左側の二十四社。天孫降臨に際して供をした五伴緒神(天児屋命、太玉命、天鈿女命、石凝姥命、玉祖命)をはじめとする24柱が祀られています。

御朱印

御祭神

天津日高彦火邇邇杵尊

天照皇大御神

正哉吾勝々速日天忍穂耳尊

所在地

鹿児島県薩摩川内市宮内町1935-2