生立八幡宮


福岡県京都郡みやこ町に鎮座する神功皇后伝説に彩された古社。毎年5月に開催される神幸祭は豊前地方屈指の山笠行事として,福岡県の無形民俗文化財に指定されています。

由来

社伝によれば,養老7年(723年),犀川大村地区に創建され,治暦3年(1067年)に現在地に遷座しました。「生立」(おいたつ)の名の由来は,神功皇后の子・誉田皇子(後の応神天皇)がこの地にあった霊石と皇后の膝とに手をかけて,生まれて初めて立ったことから,その名がついたとされています。生立八幡宮の木造僧形八幡神坐像(県指定有形文化財)は榧材の寄木造で,胎内銘から応永元年(1394年)の作であることが知れ,拝殿の梁の間には見事な龍の彫刻が見れます。いつの頃からかこの龍が水を飲みに池へ下りると噂され,鎖で繋がれることとなりました。

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散策


みやこ町初の神社参拝^^ 鳥居から入っていきます!


逆立ちタイプの狛犬様。社号標も立派!あら?ここには「生立八幡神社」と書かれています。


樹木の茂り具合といい,とても雰囲気が神社です。


神橋の前に小さな狛犬様がおられました。珍しいですね~!


相当昔の狛犬様のようです^^;


参道右側にある手水舎。コロナ対策で使用できません。


参道の脇に大きな楠が2本そびえ立っていました。生立八幡宮の大楠は樹齢800年でみやこ町を代表する巨木とのことです。


拝殿の中の様子。「生立八幡宮」の扁額も相当古く,歴史を感じます。


拝殿の彫刻がきめ細かで見とれてしまいました。神仏習合の名残も漂っています。


流造りの本殿。周囲の日光が遮られて神秘的な空気感がよかったです。


境内にある二児神社(ふたごじんじゃ)。御祭神は小碓命(おうすのみこと),大名持命(おおなむちのかみ)です。

御朱印

御祭神

応神天皇

神功皇后

比賣大神

所在地

福岡県京都郡みやこ町犀川生立7