景行天皇を主祭神とし,阿蘇大明神その他を祀る由緒ある神社で,地方の尊崇を集める山鹿燈籠祭としても有名です。
由来
第12代景行天皇が筑紫(九州)巡幸の際,現社地に行宮(仮の御所)を営んだと伝える。その後,行宮の跡地に天皇を祀ったのが起こりといわれている。1072年(延久4年),菊池則隆が阿蘇十二神を勧請して併せ祀り,田地36町歩を寄進した。山鹿の鎮守として,代々の領主・藩主らをはじめ篤い崇敬を受けてきた。1871年(明治4年)山鹿神宮と改称。1940年(昭和15年)大宮神社と改称し,1943年(昭和18年)県社となった。神域は約1万平方メートルで,八坂神社をはじめとする境内社や奉納された灯籠を保存する「燈籠殿」、猿田彦石碑群などがある。
★ 公式ホームページ
散策
道路から見た鳥居。なかなか立派な神社ですね!
石段を登ると楼門があります。奥には拝殿が見えています^^
手水舎は新型コロナ感染拡大防止のため,使用中止となっていました。
楼門付近の狛犬様。苔の生え具合がいい感じですね~!
境内案内図を見ると,たくさん境内社があるようです。わくわくします(^^♪
拝殿の中の様子。中にはいろんな物が飾られていました^^
流造りの本殿は宝暦5年(1755年)の大風のため倒壊した後,楼門,神楽殿(旧拝殿)と共に宝暦6年(1756年)細川重賢により再建されたものです。
例祭の山鹿燈籠祭(8月16日)で有名な大宮神社。こんな所にもあしらわれており,さすがですね!
境内の八坂神社は素戔嗚命を祀っています。近くには腹這いになってやっとく通れる小さな鳥居「無病息災の鳥居」もあります。
右側は甲斐神社で手足の病に苦しむ人々の守り神です。シューズがたくさん供えられていました。左側は西宮神社で商売繁盛のえびす大神をお祀りしています。
境内にある猿田彦大神石碑群。49基の石碑が並び,その数は九州一といわれており,道祖神信仰,庚申信仰の神様として祀られています。
御祭神,社殿のほか,山鹿燈籠,犬子ひょうたんの由来が書かれた由緒書き
御朱印
御祭神
景行天皇
阿蘇十二神
所在地
熊本県山鹿市山鹿196