水鏡天満宮

福岡市中心街の天神に鎮座する水鏡天満宮。静かでくつろげる空間は,ここが天神エリアであることを忘れてしまいます。

由来

菅原道真が大宰府に左遷される道中で博多に上陸した際,川の水面に自分の姿を映し、水面に映る自身のやつれた姿をみて嘆き悲しんだとされ,これにちなんで社殿が建造されました。水鏡天神,容見天神と呼ばれたこの神社は,1612年(慶長17年),福岡藩初代藩主黒田長政によって「水鏡天満宮」として福岡城の鬼門にあたる現在地に移転され、福岡城全体の守護としました。「天神」とは菅原道真のことを指し,福岡市中央区の「天神」の地名はこの天満宮に由来します。

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散策

バス通りから見た鳥居。天神に行った時に寄れる程良い場所にあり,入口は小さいですが朱色で目立つので分かりやすいです。

境内には様々な動物がいます。太宰府天満宮に縁がある「撫で牛」もいます。

頭が真っ平のかわいい鶯もいます。菅原道真が蜂の大群に襲われた際に蜂を退治したなどの逸話があるそうです。

厳しい表情の赤銅色のブロンズ製の狛犬様。籠神社型と言われ,魔除けの念が込められているそうです。

朱色の桜門も豪華絢爛。太宰府天満宮の雰囲気が伝わってきます。

福岡県の花「ウメ」があしらわれていて,芸術的にも見応えがあります。

詳しい由来を記した案内板。築400年も経つんですね。

御朱印

御祭神

菅原道真

所在地

福岡市中央区天神1-15-4