高祖山(416m)南西麓に鎮座する高祖神社の本殿と拝殿は県有形文化財,高祖神楽は県無形民俗文化財にそれぞれ指定されています。
由来
高祖神社は彦火々出見尊を主座に,左座に玉依姫命,右座に息長足比女命の三柱をお祀りする神社で,いま創建の時を詳かに出来ないが,九州諸将軍記には「神代より鎮座あり神功皇后,三韓より凱旋の後,当社の社殿を乾の方に向け御建立」と記されている。この機縁で神功皇后を相殿にお祀りしたと伝えている。
当社は,古代から怡土郡の惣社(中世には怡土庄一の宮)と崇敬される神社で,三代実録には,いまから千百五年前の元慶元年9月25日発亥「正六位高礒比賣神に従五位下を授く」と記されている。この高礒比売神とは高祖神社のことで,相殿に玉依姫命,息長足比売命をお祀りしてあるので,このように呼ばれたと語り伝えている。
明治5年11月怡土郡郷社,大正4年11月神饌幣帛料供進社,大正15年6月29日県社昇格,昭和28年7月20日,域外境内社としてクヌギ幸神社,庚申社,浦方天神社を含め宗教法人高祖神社を設立し,地元の人々の崇敬を集めている。また境内神社として伊弉諾神社・思兼神社・農業、特に畜産農家の信仰厚い徳満神社の三社がある。
★ これまでの記事 → 福岡の杜ブログ
★ 公式ホームページ
散策
入口付近にある注連柱。ここから真っすぐ参道が続いています。
高祖宮の社号標
古い石段が続いています。さらに進みます。
やっと到着しました(^^)/石鳥居は元禄6年(1693年)の福岡藩主の黒田綱政の寄進です。
境内左側の手水舎
明治39年生まれの厳しそうな狛犬様
拝殿の中。たくさん絵が飾られています。
さすがは有形文化財。本殿の造りがかっこいいですね~。
本殿には色鮮やかな野狐(やこ)があしらわれています。
振り返って1枚。ここは石の要塞みたい^^;
御祭神
彦火々出見尊
玉依姫命
息長足比女命(神功皇后)
所在地
福岡県糸島市高祖1578