託社神社


福岡県糸島市多久に鎮座します。古くは「十六天神」と言われていましたが,慶応年間(1865年~1868年)に改名されました。本殿横の肥前狛犬が印象的です。

由来

不詳、従前社号十六天神と称す、慶応年間託社神社と改称明治五年十一月三日村社に定めらる。祭神鵜草葺不合命は字元多久に無格社少童神社として祭神彦火火出見命は字中原に無格社高祖神社として祭神木花開耶比売命は字高来田に無格社横木神社として祭祀ありしを明治四十五年二月五日合併許可同一祭神は合併と同時合霊せり。
又社説に曰く、天正年間の創立にして、当社は元、字栗原と云ふ所に在りたるを、高祖原田の臣の移住するもの多く、当社の辺土にして不便なるを以て、寛文年間現地へ移転奉斎すと云ふ。本社は従前十六天神と称せしが怡土七郷の郷名託社郷とあり、鎮座地多久なるを以て明治三年託社神社と改称出願許可せらる。

散策

入口付近の注連柱と鳥居。「十六天神」の扁額が掲げられています。なかなか古いですね。


社号標の文字が読みづらいですが,「託社神社」(たくとじんじゃ)と読みます。


境内に入るとこんな感じ。


右側にある手水舎で心身を清めます。コロナ対策なのか柄杓はありませんでした。


拝殿は改築されてそう経っていないように思われます。


拝殿の中の様子。中央に飾られた扁額が立派でした!


本殿は典型的な流造り。拝殿と一体感がありますね~。


拝殿前の狛犬様。大正14年生まれです。


あっ!本殿横に肥前狛犬様がおられる~!かわいすぎます^^;


この他,境内社や石碑もありました。

御祭神

伊弉諾命

伊弉冊命

瓊々杵命

木花咲耶姫命

彦火々出見命

鵜萱葺不合命

埴安命

所在地

福岡県糸島市多久698-1