二丈の最高峰として知られる浮嶽の中腹に浮嶽神社が奉られています。
由来
創立は年記不詳ですが,伝説によると神功皇后が朝鮮半島渡航のとき,浮嶽山上で安全祈願をされ,帰朝後奉賽のために神社を創立されたといわれています。従来,浮嶽を神山として伝承していることから、古来から山岳信仰によって,浮嶽を神として祭祀したことがうかがわれます。中宮の地には,渡来僧清賀が勅命によって久安寺を建立。弥陀,釈迦,観音を祀って,浮嶽白山妙理大権現としての神仏混淆の神社だったようです。
散策
この鳥居の神額は亀の形をしています。珍しいですね。
自然の岩を使った手水舎。神社の雰囲気に合っています。
右側に大黒様,左側に恵比須様が迎えてくれます。
大きな口を開けた狛犬様。周りの景観とマッチしていました。
収蔵庫には平安時代に造られた仏像群(木造仏座像,木造地蔵菩薩立像,木造如来立像)が安置されています。国重要指定文化財です。
その仏像群はこれ。見学するには浮嶽神社への事前の連絡が必要とのことです。
インドからの渡来僧の清賀上人が創建したとされる『久安寺』がありましたが,豊臣秀吉が社領を没収して寺も焼き払ったそうです。
御祭神
伊弉諾尊
伊弉册尊
菊理姫命
所在地
福岡県糸島市二条吉井904