福岡市南区若久に鎮座する若久住吉神社。総面積は約2000坪で周囲は竹林と樹木に囲まれ,神々とした神域を醸しています。
由来
住吉三神は遠い神代の昔に,伊弉諾大神が筑紫の日向の橘の小戸の阿波伎原でミソギハラヘ禊祓をされた時に,志賀神社の御祭神,ワタツミ三神と警固神社の御祭神・直毘の神と共に御出現になりました。したがって当社の御鎮座は遠い遠い神代のことで,年代を定めることは出来ませんが,全国的にも九州でも最も古いお宮様の一つです。
約1800前、第14代目仲哀天皇の皇后となられた神功皇后が熊襲叛するに及び,天皇とともに西征途中,天皇が香椎で崩御のあと新羅を征して凱旋され,誉田別皇子(後の応神天皇)を筑紫で出産されましたが,新羅から帰国されたときここに立ち寄られ,ここに神社を建てようとされたということに起源しております。一説には,約380前にこの附近のお金持ちの人たちがこの地をならして当時の国主黒田長政によって,住吉三神と神功皇后,天神様となった菅原道真公のご神徳を奉賽して造営されたものと伝えられています。
散策
鳥居付近。階段を登っていきます。
さらに参道が続いていました。
階段を登ると社殿が見えてきます。
手水舎。汲み置きタイプです。
見た瞬間吹きだしてしまった狛犬様。大変失礼しました(笑)
拝殿に飾られている「住吉神社」の社号額
現在の社殿は昭和39年,地元の篤志家によって改築されたものです。
御神木は黒田長政公の植樹と伝えられる山桃の木
拝殿に置かれていた恋みくじ。珍しいですね!
御祭神
底筒男神
中筒男神
表筒男神
菅原道真
所在地
福岡市南区若久1-20-28