風浪宮


風浪宮は,筑後川左岸の家具の町・大川市の酒見に鎮座し,「おふろうさん」と呼び親しまれています。創建から1800年余りの歴史ある神社です。

由来

創建年代不詳。社伝によりますと,神功皇后三韓より凱旋,筑後国芦原の津(大川市榎津)に着船したとき白鷺が現れたので,その白鷺を少童命(海神)の化身とし,白鷺のとまった大楠の地を聖地に武内宿禰に命じて仮宮を造り,水軍の長である阿曇磯良丸を初代神主にしたとされます。以後、海上守護神として崇敬されています。現社殿は1560年(永禄3)の造営。例祭1月29日,ほかに旧3月28日より5日間の火清鳴弦祈祷,旧暦4月3日の海神祭などがあります。

★ これまでの記事 → 福岡の杜ブログ

★ 公式ホームページ

散策


鳥居から伸びる参道を進みます。


御祭神や由緒が記された案内板


左側にある手水舎。豪華な屋根が立派です!


橋を向こうには立派な神門があります。この風景,絵になりますね~!


高い位置から見下ろし,金色の玉をくわえた狛犬様。すごい迫力!


拝殿と本殿。重要文化財である本殿は令和2年まで改修工事だそうです。


阿曇磯良丸像がある拝殿の中の様子


平成17年3月発生した福岡西方沖地震で被害を受けた石燈籠。平成20年1月に新しく建立されました。


正平10年(1355年)の年紀銘がある「正平塔」(五重塔)は,国の重要文化財に指定されています。


境内には,月読神社,薬師社,恵比須社,天満社などがあります。


本殿のそばには,樹齢2000年といわれ,幹回り8メートル余の「白鷺の楠」(県指定天然記念物)が立っています。

御朱印

御祭神

少童命三座(表津少童命,中津少童命,底津少童命)

相殿:息長垂姫命(神功皇后),住吉三神(表筒男命、中筒男命、底筒男命),高良玉垂命

所在地

福岡県大川市酒見726-1