六所神社


福岡県糸島市志摩の馬場地区に鎮座します。旧志摩郡の総鎮守として知られる歴史ある神社で境内には樹齢800年の大楠(県指定天然記念物)があります。

由来

六所神社の創建は神功皇后伝説に由来があり,社殿造営は中世初頭まで遡れる。神社には享禄4年(1531年)の大友義鑑による社殿改築の棟札が伝わっており,その頃に一旦大幅な社殿の改修があったとみられる。天正年間に兵火に遭い,その後,荒廃していたが,寛永8年(1631年)福岡藩主黒田忠之によって再興され,近世志摩郡の惣社となった。このような幾度の社殿の興廃の歴史に耐え,境内の大楠は樹勢旺盛でよく繁茂しており,樹齢はおよそ800年を越えるものと推測される。1号木が胸高幹周8.5m,根廻り24m,樹高28m,2号木は胸高幹周7.5m,根廻り24m,樹高29mを測る。現在胸高幹周に比して根廻りが大きいのは,後世の社殿の再興造営に際し,地面を切り下げたため根本が露出したものと考えられる。

散策


注連柱から入ります。何か古い文字が刻まれていました。


六所神社の社号標。なかなか立派ですね^^


鳥居をくぐり,さらに真っすぐ進みます。


とっても大きい木ですね~!まさに鎮守の杜!


手水舎は水が流れていませんでした。蛇口もない。残念^^;


拝殿前の狛犬様。とても愛くるしい表情をされていました^^


拝殿と本殿の間が横に飛び出ています。どういう構造になっているのかな。


拝殿に掲げられた扁額。かっこいいですね!!


拝殿は扉を開けることができます。いろいろ絵が飾られていますね~。


本殿の内部はかなり広そうです。この構造って流造りですよね!?


1号木の熊野神木。これが樹齢約800年の大楠です。


2号木の住吉神木は奥の方にありました。

御祭神

熊野三神(伊弉冊尊,速玉男命,泉津事解男命)

住吉三神(底筒男命,中筒男命,表筒男命)

所在地

福岡県糸島市志摩馬場344