上内八幡宮


南関ICから右折して大牟田市方面に向かう途中、福岡県大牟田市上内に鎮座します。

由来

丞平7年5月(937年)、戦乱の中当時の三池方により、この地への敵方の侵入を防ぐ為の守護神として八幡神が勧請創建されました。三池城下よりこの上内八幡宮の方位は表鬼門となり、三池城、北部要衝と風水による三池の丑寅の鬼門(表鬼門)の守護も考えられます。当時は、両部系の神宮寺であったことから、社僧がいたと記録されており、現在も祈祷には理趣教等を用いる場合があります。当時の社殿壮大と記録されていますが、大友宗麟、龍造寺隆信らの戦乱により焼失、現存するのは正平塔の一部のみです。寛永年中、立花内膳家宗繁公は、島原の乱の一番乗りの功績により、上内を采地として知行されると、上内八幡宮を再興しました。なお、三池のあるの神社の鳥居と神殿の位置がずれてるのはどちらかを上内に向けることで、上内八幡宮と立花内膳家に敬意を表す為と云われています。

散策


道路側から見た鳥居。扁額には「八幡宮」と書かれています。


楼門の前に子どもを抱えた狛犬様が出迎えてくれます。


表情は厳しそうですが、ぬくもりと優しさを感じました^^


参道を進むと拝殿が見えてきます。


松で囲まれた拝殿。なかなか立派な造りです^^


これは麒麟様でしょうか。精巧な彫刻がすごかったです!


本殿も重厚感があって見応え十分でした~。


境内左側には宗繁(そうはん)神社が鎮座します。立花内膳家の祖、宗繁公を祀ったものです。


宗繁神社の狛犬様。相当古いですね~。


宗繁神社の由緒書き

御祭神

応神天皇(誉田別命)

神功皇后(息長帯姫)

比メ神

所在地

福岡県大牟田市上内1528