日佐住吉神社


福岡市南区日佐に鎮座します。創建は宣化天皇の御宇(538年)前後と古く,中国大陸や朝鮮半島との交易の要所として,航海安全や鎮守の神として祀られたと伝えられています。

由来

日佐とは、上日佐に百済・下日佐に漢の訳語(通訳)の住んでいたところとして有名であるが、平成12年外環状線建設のための日佐遺跡の発掘調査によって、此の地から先土器時代の遺物や縄文土器等が大量に発見され、明の時代の中国製輸入陶器や平安末期から室町時代の集落跡も発見され、此の地域は6000年もの太古から先進的な人々が住んでいたことが考古学的に証明された。神社の御祭神は底筒男命・中筒男命・表筒男命の住吉三神の外、香椎大神・若大神・高良神を祭る。又、明治44年上日佐の天神にあった地禄神社(埴安比売神)を合祀している。神社の起源等を記した古文書は明治初期の竹槍一揆で消失したが元禄6年に創建された旧社殿の棟札等の記録をもとに、明治の始めに松田敏足氏によって書かれた「日佐住吉神社御由来考」によれば筑紫国、郡の津口に宮家(博多区恵比)が造営されてより、此の地方は中国大陸や、朝鮮半島との外船の往来するところなり、日比はその応接の要地であったため、その航海の安全や鎮守の神として筑紫郡那郡に住吉三社が居かれ、(上社は那珂川町の現人神社・下社は博多区の住吉神社)当社は、中津瀬の神として祭られたもので、その起源は宣化天皇の御宇(538年)の前後であると記されている。

散策


青い旗が目印です。橋をわたって鳥居に進んでいきます。


住吉宮と書かれた鳥居をくぐると境内が広がっています。


右側に手水舎がありました。


ここの水は飲めないので,口に含まないようにしてください。


注連柱の力強い文字が印象的でした!


拝殿と本殿の屋根は薄緑で統一されています。住吉神社とあって立派ですね~!


拝殿の中を覗くと2つの扁額が飾られていました。


拝殿前の狛犬様。尻尾に誰かの帽子がかけられていました(笑)


境内にある素戔嗚神社


板碑と呼ばれる石碑は先祖を敬うもので,福岡地域では春日白水と太宰府の観世音寺に有する鎌倉・室町時代のものだそうです。


境内にある由緒書き

御祭神

底筒男命

中筒男命

表筒男命

香椎大神

若大神

高良神

埴安比売神

所在地

福岡市南区日佐1-8-11