鳥飼八幡宮

令和4年に改築された幣拝殿は磐座をイメージしており、本殿は古式ゆかしい神殿に生まれ変わりました。航海・交通安全の神である大物主大神と崇徳天皇が祀られています。

由来

古来より地域住民の生活と深く結びついてきた八幡信仰。その昔,神功皇后が新羅からの帰途,鳥飼村で胎内の皇子(後の応神天皇)の将来を祈念して杯を振る舞い,後に村がその地に社を建てたのが鳥飼八幡宮の始まりと言われています。福岡藩初代藩主・黒田長政が現在地に移転しました。八幡神社は全国に2万社あると言われていますが,中でも鳥飼八幡宮は最も歴史があるとお宮の一つと考えられています。

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散策

南側の道路から見た鳥居付近。秋になると銀杏が散って黄色のじゅうたんが現れます。 右側は「息吹の大銀杏」,左側は「夫婦楠」で,どちらも注連縄に縁結びの「ご縁むすび」の紐を結ぶと願いが叶うとされています。 楼門にある額には「富無祝」と書かれており,この楼門をくぐると資産や財産はたとえ持たなくても、幸福になれますよという意味なんだそうです。

楼門に掲げられた「鳥飼八幡宮」の扁額。立派です^^

 新しくなった幣拝殿、インパクトありますね!岡山県犬島の石柱を用いて「永遠」、茅葺きを葺き替えることで「常若」を表現したとのことです。

改築前の拝殿。重厚感があって好きでした。

拝殿の中の様子。奥に狛犬様がおられるのが分かります。

新しい社殿を横から見たところ。賛否両論ありそう^^;

本殿も新しくなりました。めっちゃキレイ!!

厳しい表情の狛犬様。気が引き締まります。

境内に湧き出る御神水は武内宿禰にちなみ「長寿」と「美肌」の水として親しまれています。

願いが叶う千年ソテツ

社務所前のソテツは樹齢千年を超える古木です。 神功皇后の家臣武内宿禰が,お腹の御子と旅の安全を祈願した際に生えたと伝えられています。

丸い形の絵馬って珍しいですね。たくさんの絵馬がかけられています。

境内にある鳥飼恵比須神社。御祭神は八重事代主神(商売繁盛の神)と狭依姫神(美容の神)です。

「弁財天」の扁額が掲げられています。拝殿の中にはいろんな絵が恵比須様が飾られていました。

手前が黒殿神社、その横が天満神社。新しくなりました。

参拝はここで行います。奥に見えるのが黒殿神社、天満神社

こちらは以前の天満神社。御祭神は菅原道真(学業の神)と倉稲魂命(農耕の神)で、お寺のような雰囲気でした。

秋に行われるフェスティバルでは,アーティストによる演奏やイベントで賑わいます。

バス通りに面した大きな案内板。年中行事や御利益が記されています。

御朱印

御祭神

応神天皇

神功皇后

玉依姫命

所在地

福岡市中央区今川2-1-17